黒にんにくの購入を検討されている方のなかには、業者や商品の選び方がわからずにお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
黒にんにくを通販サイトで購入する場合は、価格だけではなく、食べやすさや品質にもこだわりたいですよね。
そこで本記事では、黒にんにくマニアのライターが選ぶ、おすすめの黒にんにくをランキング形式で紹介します!
おいしい黒にんにくを購入したいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
黒にんにくとは
実は、黒にんにくと白にんにくは同じ野菜です。
高温多湿の環境で白にんにくを1か月ほど熟成黒く変色したもののことを一般的に「黒にんにく」といいます。
白にんにくが熟成によって黒くなる仕組みは、アミノ酸や糖質が結びつく「メイラード反応」によるものです。
また、黒にんにくには、S-アリルシステインやポリフェノールなどの、健康増進や美容効果が期待できる成分が豊富に含まれているため、近年では健康食品として注目されています。
白にんにくのような鼻にツンとくるような刺激臭もほとんどなく、皮を剥くだけで食べられるため、どなたでも気軽にお楽しみいただけます。
黒にんにくの効果
白にんにくよりも食べやすく、栄養価が高い黒にんにくは、摂取することでどのような効果が得られるのかをご存じでしょうか。
ここからは、黒にんにくに含まれている成分に秘められた効果を紹介します!
成分①アルギニン
黒にんにくに豊富に含まれている「アルギニン」は、アミノ酸の一種であり、健康増進や美容に高い効果が期待できる成分とされています。
具体的な効果には、以下のようなものがあります。
アルギニンを摂取することで得られる効果
- 身体の調子を整える
- 筋肉組織を修復・増強する
- 血流を改善する
- 動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を予防する
- 自然治癒力や免疫力がアップする
- 新陳代謝が高まる
- 疲労が回復する
黒にんにくを食べることによって、健康と美容の両方に効果が期待できるという点は、アルギニンの大きな特徴といえるでしょう。
成分②S-アリルシステイン
にんにく由来の機能性成分である「S-アリルシステイン」は、強い抗酸化作用をもっているアミノ酸の一種です。
抗酸化作用とは、体内を酸化させる働きがある「活性酸素」を抑える作用のことで、美肌効果や睡眠の質の向上などに効果があるとされています。
ほかにも、悪玉コレステロールの減少や、疲労感の軽減などにも効果が期待できるため、アンチエイジングにも役立ちます。
栄養成分③ポリフェノール
「ポリフェノール」は、S-アリルシステインと同様に、強い抗酸化作用がある植物由来の成分です。
活性酸素の増加を防ぐ働きが期待できるだけではなく、動脈硬化をはじめとした生活習慣病の防止に効果が期待できます。
黒にんにくを選ぶ際に確認しておきたい4つのポイント
黒にんにくを選ぶ際は、価格だけではなく、味のよさや安全性の高さなども重視したいですよね。
ここからは、黒にんにくを選ぶ際に確認しておきたい4つのポイントを紹介します。
ポイント①産地直送の商品を選ぶ
黒にんにくの品質を重視する場合は、なるべく産地直送の商品を選ぶことをおすすめします。
なぜなら、産地直送に対応している商品は、にんにくの栽培から販売までを業者が自社で対応していることにくわえ、仲介業者を通さずに直接商品が届くからです。
そのため、黒にんにくを通販で購入する際は、販売ページに「産地直送」の表記があるかどうかを確認しましょう。
ただし、産地直送の黒にんにくであっても、発送元のエリアと届け先のエリアが離れている場合は、到着まで時間がかかることで鮮度が失われる可能性があります。
黒にんにくを通販で購入する前には、商品を発送してから何日ほどでするのかといった目安も確認しましょう。
ポイント②食べ方や消費量で選ぶ
黒にんにくを購入する際は、黒にんにくの食べ方や、食べる頻度などに合わせて商品を選ぶという方法もおすすめです。
たとえば、黒にんにくを潰して料理のアレンジや調味料に使用する場合は、柔らかい食感を特徴とした商品が向いています。
また、家族全員で黒にんにくを毎日食べるという場合は、消費量が多くなることを想定して、1粒あたりの単価が低い商品を選ぶとよいでしょう。
黒にんにくをどのように食べるのか、どのくらいの量を食べるのかを事前に確認したうえで、コストパフォーマンスに優れた商品を選ぶことをおすすめします。
ポイント③味やにおいで選ぶ
黒にんにくを選ぶ際は、商品の味やにおいも重視しましょう。
強い酸味や芳醇な香りを特徴とした商品もあれば、甘さを強みとした商品もあるため、いくつかの商品を比較検討したうえで、自分の好みに合ったものを選んでください。
ポイント④熟成方法で選ぶ
黒にんにくの安全性や品質にこだわりたいという方は、黒にんにくの熟成方法も意識しましょう。
高く評価されている黒にんにくの業者のなかには、自社で販売している黒にんにくの熟成方法や、熟成に使っている機器がどのようなものなのかを公開している業者もいます。
たとえば、「雑菌が繁殖しにくい素材で作られた機器を導入している」「厳しい検品をクリアした白にんにくを使っている」などのこだわりは、安全性や品質の高さに直結します。
安心して黒にんにくを食べたいという方は、業者のホームページを確認して、どのような方法で黒にんにくが作られているのかを確認しましょう。
黒にんにくおすすめランキング
【ランキング1位】株式会社岡崎屋「純黒にんにく」
総合評価:1位
株式会社岡崎屋の看板商品である「純黒にんにく」は、国内最高級の青森県産のにんにくから作られた黒にんにくです。
黒にんにく特有の甘酸っぱさが控えめであるにもかかわらず、味が濃厚で非常に食べやすいです。
黒にんにくとは思えないほどの甘味を感じられるため、黒にんにくをはじめて食べるという方や、小さなお子さまでも安心して食べられるでしょう
また、この「純黒にんにく」は無添加・無着色・無保存料にこだわって作られており、味や色、サイズなどが一定の基準をクリアしたものしか出荷されていないとのこと。
味がよいことはもちろんですが、安全性や品質が高いという点もよかったです。
【ランキング2位】株式会社サラダコスモ「ちこり村の有機黒にんにく」
総合評価:2位
株式会社サラダコスモが販売している「ちこり村の有機黒にんにく」は、有機栽培の先進国である、アルゼンチンとスペインで栽培された白にんにくを使用した黒にんにくです。
使われているにんにくは、農林水産省の「有機JASマーク」が認定されており、輸入時にも残留農薬検査を行っているとのことなので、安全性には問題ないといえるでしょう。
しっとりとした食感であるため舌触りがよく、味のクセもほとんどないため、おやつのような感覚で食べられます。
また、1粒あたりのサイズも大きく、食べごたえがあるという点も個人的には好みでした。
【ランキング3位】株式会社WAND「黒宝」
総合評価:3位
株式会社WANDの黒にんにく「国宝」は、会社独自の熟成窯で作られている商品です。
具体的な熟成方法は企業秘密であるため詳細はわかりませんでしたが、にんにくの旨味を出すためのさまざまな工夫がされているとのことでした。
口の中に入れてみると、口内に濃厚なうま味が広がり、フルーツを想起させるような爽やかな甘みを感じられます。
黒にんにくの素材の味を十分に引き出した商品であるため、黒にんにくの甘酸っぱさを楽しみたいという方におすすめの商品です。
【ランキング4位】株式会社しらかみファーマーズ「白神フルーツ黒にんにく」
総合評価:4位
株式会社しらかみファーマーズが販売している「白神フルーツ黒にんにく」は、ミネラルをたっぷり含んだ白神山地の土で栽培された白にんにくから作られています。
商品名のとおり、まさにフルーツのような感覚で食べられる黒にんにくで、噛みしめるたびにフルーティーな風味とにおいが口の中いっぱいに広がります。
食感が柔らかく、粒の大きさも比較的小さいため、固いものが食べられないお年寄りの方や、小さなお子さまでも食べられるでしょう。
【ランキング5位】株式会社エイト「黒の極」
総合評価:5位
株式会社エイトの主力商品である「黒の極」は、にんにくのなかでも最高級の品質とされている、青森県産の「福地ホワイト六片種」から作られている黒にんにくです。
噛みしめるたびに、芳醇な香りが口の中いっぱいに広がり、食べたあとも甘酸っぱさが残ります。
クセもほとんどなく、非常に食べやすいため、黒にんにく特有の甘酸っぱい風味やにおいが苦手という方にもおすすめです。
ちなみに、他社で販売されている黒にんにくと比べると、商品の価格がリーズナブルであるという点もよかったです。
【ランキング6位】有限会社オフィス・カワムラ「波動黒にんにく」
総合評価:6位
有限会社オフィス・カワムラが販売する「波動黒にんにく」は、最高級品種のにんにくとされている「福地ホワイト六片種」を使用した黒にんにくです。
他社で販売されている黒にんにくと比べると、風味がさっぱりとしており、皮を剥くとローストオニオンのような香ばしいにおいが漂います。
そのまま食べてもよいですが、食感が柔らかいため、すり潰して料理のアレンジや調味料に使うことでもおいしく食べられました。
【ランキング7位】青森第一食糧有限会社「熟成黒にんにく」
総合評価:7位
青森第一食糧有限会社が運営する、北国の本気あおもり屋さんの人気商品である「熟成黒にんにく」も「福地ホワイト六片種」から作られた商品です。
風味が濃厚であるにもかかわらず、黒にんにく特有の甘酸っぱさが控えめであるため、ドライフルーツやプルーンのような感覚で食べられます。
食欲をそそる香ばしいにおいと、しっとりとした食感を楽しむことができるので、おつまみや料理のアレンジにもおすすめです。
【ランキング8位】有限会社沢田ファーム「黒にんにく熟」
総合評価:8位
有限会社沢田ファームの「黒にんにく熟」も、国内において最高級の品質とされている、青森県産のにんにく「福地ホワイト六片種」を使用した黒にんにくです。
ジューシーさはしっかりとあるものの、黒にんにく特有の酸味は控えめであるため、非常に食べやすいです。
また、そのまま食べてもおいしいですが、ほどよい柔らかさであるため、すり潰して料理のトッピングにしてもおいしく食べられました。
【ランキング9位】株式会社MOMIKI「くろまる」
総合評価:9位
株式会社MOMIKIの「くろまる」は、嘉定種(かていしゅ)という四国・九州地方などの温暖な地域で栽培されるにんにくから作られている黒にんにくです。
芳醇な風味があるにもかかわらず、クセが少ないため、毎日でも食べられる商品だと感じました。
粒の大きさに多少のばらつきはありましたが、全体的に小粒で食べやすいため、小さなお子さまにもおすすめできる商品です。
【ランキング10位】オーガライフプラス株式会社「風土日和」
総合評価:10位
オーガライフプラス株式会社の主力商品である「風土日和」も、栄養価が高いにんにくの品種である「嘉定種(かていしゅ)」を使用した黒にんにくです。
フルーティーな風味とほのかな酸味が特徴的で、バランスのとれた味わいであると感じました。
味のクセが少なく、ほかの食品の風味も損なわないため、ヨーグルトやパンなどと一緒に食べてもおいしく食べられます。
おすすめの黒にんにくの食べ方
食べ方①そのまま食べる
刺激臭が少なく、お腹にもやさしい黒にんにくは、皮を剥いたらそのまま食べられます。
商品によって風味やにおいに違いはありますが、どの黒にんにくも噛みしめるたびに甘酸っぱさとコクを楽しめます。
ダイエット中で摂取するカロリーをなるべく抑えたいという方や、黒にんにくを手軽に食べたいという方は、そのまま食べる方法がおすすめです。
食べ方②料理のトッピングにくわえる
甘酸っぱい風味を特徴とした黒にんにくは、料理のトッピングにも最適です。
黒にんにくの酸味は、パスタやサラダなどの料理と相性がよいので、トッピングとしてくわえることにより、普段の料理がいっそうおいしくなります。
また、黒にんにくの色が料理のアクセントになるため、料理の見た目にも変化をつけてみたい場合にもおすすめです。
食べ方③ドレッシングにする
フルーティーな食感やにおいを特徴とした黒にんにくは、ドレッシングにも向いています。
すり潰した黒にんにくをオリーブオイルや酢と混ぜ合わせ、数日寝かせると、さわやかな酸味を特徴とした濃厚なドレッシングになります。
黒にんにくの芳醇な香りが食欲を掻き立てるため、サラダや和え物がおいしく食べられるでしょう。
食べ方④醤油漬けにして調味料にする
黒にんにくを細かく刻み、数日間醤油に漬けておくと、さまざまな料理に使える調味料になります。
醤油のコクと黒にんにくの甘酸っぱさは相性が非常によく、特に白米や炒め物、刺身などの料理によくあいます。
食べ方⑤お茶にする
黒にんにくは、中身だけではなく皮も有効活用できます。
剥いた黒にんにくの皮を茶こしに入れ、お湯を注いで軽くかき混ぜると、黒にんにくの皮に含まれたポリフェノールやペクチンなどの成分が出たお茶に早変わりします。
ポリフェノールやべクチンは、身体の調整を整える効果が期待できる成分であるため、健康や美容を意識されている方におすすめです。
黒にんにくをおいしく食べるための保存方法
黒にんにくをおいしく食べるためには、食べ方にこだわるだけではなく、適切な方法で保存することも大切です。
黒にんにくの保存方法とあわせて、保存する際の注意点を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
方法①常温保存
黒にんにくは保存性が高い発酵食品であるため、1~2か月ほどの期間であれば、常温で保存できます。
ただし、高温多湿の環境で保存すると、黒にんにくが傷んで味が劣化する可能性があるという点には注意が必要です。
黒にんにくを常温で保存する場合は、湿気が高い水場や直射日光があたる場所は避け、風通しがよく涼しい場所で保存することを心がけましょう。
また、黒にんにくを剥きだしの状態で保存すると、虫食いの被害にあうだけではなく、ゴミや汚れが付着することがあります。
そのため、黒にんにくはそのままの状態で保存せず、キッチンペーパーや新聞紙などでくるんで保存しましょう。
方法②冷蔵保存
黒にんにくは、冷蔵庫で保存することにより、2~3か月ほどはおいしさを保つことができます。
特に、暑さや湿気の影響で食品が傷みやすいとされている夏のシーズンは、黒にんにくを安定した温度で保存できる冷蔵保存がおすすめです。
ただし、冷蔵庫の冷蔵室や野菜室は乾燥しているため、剥きだしの状態で保存すると、黒にんにくに含まれている水分が失われることにより、食感が固くなります。
そのため、黒にんにくを柔らかい食感で食べたいという場合は、常温保存と同じように、キッチンペーパーや新聞紙でくるんで保存しましょう。
方法③冷凍保存
冷凍庫で黒にんにくを保存する場合は、半年~1年ほどは保存が可能です。
食べきれないほどの量の黒にんにくがある場合や、黒にんにくを長期に渡って食べつづけたい場合は、冷凍庫で保存しましょう。
黒にんにくを冷凍保存する場合は、キッチンペーパーや新聞紙にくるむ方法もよいですが、保存袋に入れておくと、より長持ちします。
また、黒にんにくの風味やにおいをなるべく劣化させたくないという場合は、皮がついたままの状態で保存して、保存袋の空気を抜いた状態にしておくことをおすすめします。
黒にんにくのランキングを参考にして自分に合った商品を購入しましょう
いかがでしたでしょうか。
黒にんにくを購入する際は、商品の価格や風味だけではなく、安全性や品質なども確認したうえで、自分の好みや食べ方に合ったものを選びましょう。
黒にんにくの鮮度を重視する場合は産地直送かどうかを、味やにおいを重視する場合はにんにくの品種や熟成方法を確認したうえで、商品を購入することをおすすめします。
また、黒にんにくをあまり食べたことがないという方は、酸味が控えめである商品や、甘さが強調されているような商品がおすすめです。
この記事で紹介したランキングを参考にしてみて、ぜひ自分の好みに合ったこだわりの黒にんにくを購入してみてください!